
おはようございますっ
前回に続いて「フラメンコには水玉の衣装が多い」というお話です。
ヒターノが月信仰であったことから、フラメンコでは水玉を着る。
女性のホクロのことだろうという説がありましたが。。。
その他に、こんな話があります。
スペイン語では、泥はねや、染みもlunaと言います。
ヒターノが着ていたものが汚れていて、まるで水玉模様のようであったことから
こちら、「泥はね説」が一番有力と思われます。
スペインのアンダルシアで春祭りに、
フラメンコをやっていないスペイン人の方々も着る
Traje Gitana(トラッヘ・ヒターナ/ジプシーの衣装)というのがあります。
これにも、水玉が多いんです。
これが水玉になったのは、言葉のとおりで、
明らかにヒターノの衣装の真似した衣装ということ。
その昔、ヒターノと呼ばれるロマ民族は、
スペインのアンダルシアの貴族のパーティーには欠かせない余興(フラメンコ)
として、非常に重宝されたようです。
ここからは、わたしの見解。
この頃、王様に大事にされたヒターノ達を真似して水玉柄の衣装をお祭りで着る。。
そういった貴族のmoda(モーダ/流行)が出て来たのではないでしょうか?
その後、一般の人々も、お祭りで着る衣装も、水玉になり
ショーで見せるフラメンコ衣装も水玉になったんじゃないかな。。
「月信仰だったから、ヒターノは水玉がお好き」
と、いう説も、私には、大事な話で
アンダルシアに定住したヒターノ達は、泥はねが付いた衣装を着なくなり、
かつての月信仰を思って、今度は水玉の衣装を着るようになった。。
それが、今もフラメンコの衣装が水玉になった理由なのではないでしょうか?
この辺は、想像です(笑)
水玉、フラメンコの人達は大好きですよ!
スペイン人も(ヒターノの人も、そうではないスペイン人も)
日本人も、他の外国人も!!
フラメンコを愛する人々にとっては
水玉はフラメンコの象徴!
水玉を見ると必ず出てくる言葉。。。
「Que Flamenca(o)!!」(なんてフラメンコなんでしょう!)
フラメンコに水玉の衣装が多い理由・・・佐野由布子の「まとめ」でした。
他に、これに間違いないということご存知の方や
こんな説もあるという情報
お持ちの方おりましたら、佐野由布子まで、どうぞ教えて下さいませ。